【映画レビュー】パルプフィクション|見事な脚本と演出が織りなすストーリーテリングの妙技!

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名作パルプフィクションはまさしく名作だった!

どうもどうも、みなさま。

スガカズでございます。映画感想4本目は『パルプフィクション』です。

年末のこのタイミングで映画たくさん観るぞー!と意気込んでレンタル屋さんに行ったはいいものの、あまりピンとくるものがなく・・・そんな中パッと目について何やら名作として名高い覚えのあったこちらをチョイスいたしました。なんという中身のないチョイス理由・・・。

いや、面白かった!名作系の映画って、一つの演出手法や映像技法なんかの始祖として偉大だというのはよくわかるのですが、往往にして目が肥えてしまった人にとっては特に面白みもなく、冗長に感じることも多いと思うのですが、パルプフィクションはそんなことありませんでした。

いわゆる時間軸シャッフル系の映画です。こういう類の映画好きなのですが、いかんせん頭があまりよろしい方ではないので、なかなか展開についていけず困ってしまうことが多いのですが、そんな心配を余所に割とすんなりついていくことができて楽しめました。

結構バイオレンスなシーンが多いので、一緒に見る人は選んだほうが良い映画ですね。僕の奥さんは「こんな映画の何が面白いの」と言っていました。映画の感想は人それぞれでございますね。うん、僕は面白かったのよ・・・。

見事な脚本に脱帽!

マフィアの雇われの殺し屋「ヴィンセント(ジョン・トラボルタ:画像左)」と「ジュールズ(サミュエル・L・ジャクソン:画像左)」が中心となって進むストーリー。ある事件をきっかけに、二人はボスの命令でチンピラ少年たちからスーツケースを取り返す仕事にかかります。なんてことのない仕事でしたが、このジョン・トラボルタが演じるヴィンセントがまぁトラブルメーカーで・・・笑

ここからどんどんと色々な話が時間軸別に展開していきますが、基本このヴィンセント、マーセルスというヴィンセントのボスを中心に話は展開していきます。

ネタバレはしない信念で感想ブログを書いているので、時間軸の説明などは省きますが大変よくできたシャッフルですよ。ストーリーも所々で起こる事件も大したことでもないし、特段驚きのあるものでもないのになぜか子気味よく展開していくのは、まさに脚本の妙と言えるでしょう。

オープニングのこの二人がまさかラストであんな風に繋げてくるとは・・・。時間軸シャッフル系の映画というのは知っていたので、結構序盤の展開は注意して見ていたのですがまんまと脚本の流れに乗せられてしまいました。

それもこれも、あのオープニングテーマのせいです。入りといい、演出といいオープニングがかっこ良すぎる。『Miserlou』というみんな知っているあの曲です。この映画で有名になったらしいですね。「TAXi」でも使われていますよね。

所々での演出がニクい

踊るトラボルタの図。

いや、このシーンは映画史に残るよくわからん迷シーンだと思うのですが、トラボルタとユア・サーマンという二大俳優のおかげでなんだかカッコよく見えてしまう・・・。

このトラボルタ演じるヴィンセントと、ユア・サーマン演じるマフィアのボスの妻ミアとのエピソードは面白かったですねー。二人のセリフの掛け合いも心地いい。

途中、ミアが昏睡状態に陥ってしまうのですが、そこからの展開がなかなか笑えるんです。焦るトラボルタにガヤ多数でもうしっちゃかめっちゃか。まるでコントを見ているようでした。このシーンでケラケラ笑っていたら、「人が倒れているのに笑うって、あんたどうなのよ」っと奥さまに突っ込まれた次第です。

いや、ほんとに、このシーンすごい滑稽で面白いのですよ。

必見です。

なんてことのないストーリーなんですが、演出と脚本がいいからなのかなぜか面白く感じるんですよね。これ多分違う監督が撮っていたら全然違うものになるんだろうなっと想像してしまいます。多分、ちょっと違うだけで全然面白くないんですよ。

もう一人の主人公、ブッチを演じるブルース・ウィリス

なぜこの人はどの映画でも血まみれなのでしょうか?シックスセンスくらいじゃないか、血まみれじゃないのって(多分そんなことはないのでしょうけど)

このもう一人の主人公、ボクサーのブッチも良い味出してます。

マフィアとの駆け引きをブッチして(いや、ほんとに)、逃走劇を繰り広げるのですが、それもちょっと予想だにしない展開に・・・。

簡単にいうと、ボクシングの八百長取引を無下にしてしまって、マフィアのボスから追われてしまいます。上手く逃げ切れたと思ったところでまさかのボスとの遭遇。そのボスからの逃走劇のさなか、ある店に逃げ込んで・・・という感じ。

右の銃構えている男がマフィアのボスです。もうこの画像だけだと何が何だかわかりませんねこれ。二人して大変な自体に巻き込まれてしまいます、マフィアのボスと言えど人間ですよね・・・秘めたい過去も・・・あるよね・・・そんな内容です。

いくつかの謎と、見所を紹介

【マフィアのボスが回収したがっていた、スーツケースの中身は?】

ここは、ファンの間でも憶測が飛び交っている点です、是非映画を見ながら考えてみてください。中身は劇中では明示されていません。

タランティーノ監督が、サミュエルにこのスーツケースの中身はなんなんだ?と尋ねたところ、返ってきた返答が「君の入っていて欲しいと願うものだよ」と答えたそうな。

【ミアの語る映画の内容は、もしかしてあの映画のこと?】

タランティーノ監督の作品は、各作品ごとに繋がりのあるものが多い。このパルプフィクションでも、監督にデビュー作品「レザボア・ドッグス」との繋がりがあったりします。そんな中、ミアとヴィンセントがレストランで会話する際に映画(テレビドラマだったかな)の話題が出ます。そこで語られる内容がある映画にそっくりなのです。そう言った他作品とのつながりを探してみるのも、映画通っぽい楽しみ方ですね。ウンチクにもなるかも。

全体まとめ、感想が書きづらい!

パルプフィクションの面白さは、時間軸をミックスして展開ごとのシーンを新鮮にしている部分にあります。それゆえ、ネタバレをしてしまうと面白さ半減してしまうパターンの映画です。(というか、個人的には脚本の面白み以外にはあまり惹かれない映画ですね)

ですので、ものすごい感想が書きにくい。

これを言ってしまったら、確信になってしまうのではないかな?と思うことばかりでした。

全編に渡ってほぼそんな感じです。

くだらない三門小説の短編エピソードが重なったような内容を、ここまで面白く観せることができるのかと関心しましたね。

特にオープニングとラストシーンのつながりにはフフっと笑えたのと、こいつらの最後があんな感じになるのか・・・と人生の儚さも感じました。

どうにもこうにも、繰り返しにはなりますが脚本の妙ですね。

なぜこのストーリーがこんなにも面白く感じるのか?ストーリーテリングの教科書ですよ、ほんとに。面白くない話でも、その順序や話し方によって印象がガラリと変わる・・・ブログを書いている身としては非常に耳に痛い話です。

とにかく、2時間しっかり楽しめた映画でした。

万人にオススメはできませんが、名作と言われるに値する映画だと思います。

是非是非、ご鑑賞くださいませ。

そして是非、語り合いましょう。

それでは、次の映画感想でお会いいたしましょう。

バイバイバーイ!