シン・ゴジラ【ネタバレ映画感想】あらすじと、尻尾の謎、ゴジラの正体、残された秘密に迫る!

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初代ゴジラへの回帰を願った、「恐いゴジラ」の帰還

みなさま、こんにちは。スガカズでございます。

今回はブログ立ち上げ当初からずっとずっと書きたかった「シン・ゴジラ」でございます。

3月22日のレンタル開始前にシン・ゴジラを思い出しながらエントリー書いております。

僕は平成になったその日に生まれた、まさしく平成の申し子。

そして90年代を多感な小学生として育った僕としては、やはり大きな影響を与えた作品として「新世紀エヴァンゲリオン」は絶対に外すことはできません。

「エヴァ」の監督が、「ゴジラ」を作る。

それは、もうセンセーショナルな大ニュースでございました。凄まじい期待と、凄まじい不安の中、初めてシン・ゴジラの顔を見た時の僕の感想は

顔コワッ!!!でした。

でも、これこそが「初代ゴジラ」の持つ濃厚な社会批判、人間の罪の象徴、この世界への怒りそのものとしての「ゴジラ」のあるべき姿なのでしょう。庵野監督が作り出し新たなゴジラは3.11を経験した僕たちにとって、また一つ大きな「恐怖」として実感のある存在だったのではないか、ゴジラの役割をもう一度原点回帰させた映画であったと思います。

ゴジラ?子供向けでしょ?

まだそんなことを言ってるんですかー!

大人こそ見るべき映画ですよ。ビジネスマンなんか絶対に楽しめる映画です。

なぜならシン・ゴジラは「人間たちの物語」だからです。

「日本対ゴジラ」戦い続ける人間たちのドラマ 〜あらすじ〜

実はゴジラシリーズって、平成版ゴジラから結構「ドラマ」部分に気合いが入っている映画なんですよね。この「シンゴジラ」ではさらにそこが濃厚になっています。

怪獣映画というより、社会ドラマを見ているような感覚ですね。「ゴジラ」という未曾有の災害が発生した時、人間はどう立ち向かうのか。東北大震災を経験した僕たちにとっては、「災害」という実感のある恐怖が、よりこの映画をリアルなものにしています。

物語序盤から中盤のあらすじ

主人公は内閣官房副長官である「矢口 蘭堂」。優秀で正義感溢れる政治家。

ある日、東京湾沖で謎の噴火現象が発生。政府は海底火山が原因として調査を開始します。矢口はある違和感をぬぐきれない。

「本当に海底火山が原因なのか・・・?」

ネット上では都市伝説的に「巨大生物」が原因であるという情報が動画などでまことしやかに出回っており、矢口はどの政治家よりも早く巨大生物の存在を示唆するも相手にされない。

そうこうしているうちに、海中から巨大な「尻尾」が出現。政府も考えを改め、巨大生物の掃討に動き出します。

巨大生物が多摩川河から侵入、不気味なその姿を表します。上陸を開始し、次々に変化していく姿に政府高官は戦慄します。

自衛隊による攻撃も、逃げ遅れた住民の保護を最優先し中止されます。政府の対応遅れが原因で、巨大生物を撮り逃してしまう結果に。死者・行方不明者を多数出し、最初の巨大生物上陸は収束します。

「巨災対」の発足、ゴジラ殲滅へ

巨大生物の再上陸に備え、日本中の専門家を集めて結成された「巨大不明生物特設災害対策本部」通称「巨災対」が設立。癖の多いメンバーをまとめあげながら、谷口は巨大生物の掃討プランを作り上げていきます。

調査を行う中で、巨大生物の性質と発生原因が特定されていきます。米国のエージェントから情報がもたらされ、巨大生物の正体は、太鼓の昔から生き延びてきた深海の巨大生物であると判明。その生物が、不法に投棄された放射性廃棄物に汚染され、適応の末に異常進化をした結果であると結論づけます。

「ゴジラ」という呼称名を与えられた巨大生物を倒すため、巨災対は夜も眠らずに調査を続け、ついにゴジラを機能停止にまで追い込む方法を見つけます。通称「矢口プラン」。体内に原子炉を持つゴジラは、血液循環により体温を調整しており、循環器系を凍結させることで活動停止を狙うという作戦を立案。

しかし、米国の思惑や世界中からの圧力により、矢口プランの実行承認は降りない。

幾度のゴジラとの戦闘を経て、それでもゴジラの完全な排除には至らず。むしろゴジラの急速な進化を促してしまう。全世界へのゴジラの上陸を恐れた国連は、悪夢の「ゴジラ及び日本への熱核攻撃」を決議。

日本は再び「核の危機」を迎えることとなる。矢口率いる巨災対は、もう二度と日本の核の炎を落とさせないという覚悟を持って、ゴジラと再び相対していく・・・。

果たして、ゴジラと人間の戦いはどう決着するのか・・・矢口は日本を救えるか・・・!

最強の災害、ゴジラ

今回のゴジラの強さは尋常ではないです。

ただ強いのではなく、完全生物としてどこまで進化してどんなふうな生物になっていくのか予想もつかないというところが非常に不気味。

人間にはどうすることもできない途方も無い規模の災害。その姿はやはり東北大震災の津波による被害を想像させますね。

だからこそ、その災害に立ち向かう人間たちのドラマに感動させられます。「シン・ゴジラ」でのゴジラは完全に「人類の敵」です。人間が垂れ流す罪に対する怒りそのもの。

ゴジラの熱線によって東京が破壊し尽くされるシーンの絶望感は凄まじい・・・。やっとまとまり始め、同じ目標のもと一致団結を始めた人類を打ち砕くゴジラの強さは美しさすら感じるほど恐ろしいです。

我らのゴジラはやっぱり怖くてかっこいい・・・

【以下ネタバレ】「シン・ゴジラ」の謎を考えてみる

最後の謎、ゴジラは死んだのか?

結論としてゴジラは完全に死んだ訳ではなく、あくまでも「活動停止」しているだけです。

「ヤシオリ作戦」による波状攻撃と、「矢口プラン」による血液凝固剤の投与で、循環器系の停止により体温調整機能をストップさせたことで一時的にゴジラの活動を抑え込んでいるに過ぎません。

ゴジラの再活動が認められた場合、そこから核攻撃のカウントダウンは再開されます。

災害というものは一度や二度退けただけでは終わらない。何度も何度も襲い来るものなのです。その度。人間は団結し、立ち向かい、乗り越えて行かなければいけないのです。

僕にはシン・ゴジラは、人間の「良心」を試すような存在だと感じます。

ゴジラの尻尾の謎。そしてその正体は?

エンディング後の最終シーンで、ゴジラの尻尾が映し出され、そこには 何体かの「人型の生命体」が確認できます。その容姿はナウシカの巨神兵に酷似しているような・・・。

劇中でも、ゴジラは更なる進化を行う可能性が示唆されています。群体化、翼を生成することによる飛翔、様々な可能性があり、どんな生物になるのか予測はつかない。

尻尾から発生している小型の人型の怪物は、ゴジラが人類のDNAを獲得し、人間とゴジラのハイブリット生命を産み出していくことを示唆しているのでは無いか?とか想像してみたり。

この仮説のキーマンはやはり「牧悟郎教授」でしょう。尻尾の謎とゴジラの正体を考えてみます。

牧教授の思惑とゴジラの進化について

ゴジラが最初に出現した東京湾に一隻のボートが停泊しており、そのボートの調査シーンから映画は始まります。明らかに重要な情報。「呉爾羅」というゴジラを表すと考えられるレポートを残し、牧教授は東京湾上で消息を断ちます。

牧教授は、過去に自身の妻に対する政府の酷い仕打ちから、政府に対して恨みを持っていたという描写があります。「復讐」の為、ゴジラに完全進化する前の巨大生物を利用して日本に破壊をもたらそうと考えたのでは無いか?と思います。

牧教授は東京湾にゴジラをおびき出し、自身の体をゴジラに与え、人間のDNAを摂取させることで急速な進化を促した。

分解と増殖を続けるゴジラの細胞の中で、人類のDNAも溶け込み、ゴジラでも人類でもない「新たな支配種」としての生命体が生まれていく、それこそが牧教授の「人類への復讐」なのではないか?と考えています。

ゴジラとのハイブリット生命体への進化

新世紀エヴァンゲリオンでも描かれたように、群体である人類を一つの生命体へ進化させ、神に近い生物へと進化させる「人類補完計画」

シン・ゴジラではこの補完計画をもっと暴力的に、弱肉強食的な描き方によって表現しているのではないでしょうか。

人類の「核兵器」という罪が生み出したゴジラが、人類の罪(DNA)をも飲み込んで更に完全となった、いわば「ゴジラとのハイブリット人類」として進化していくのでは?と思います。そのハイブリット人類があの巨神兵のような「尻尾の怪物」の正体だと。

この生物こそがゴジラの最終形態、人類を根絶やしにし、人類よりも優れた生命として地球に君臨する、新たな種として進化を続けていくのではないか。

人類を絶滅させるのではなく、もっと高次の存在への代替わり、贖罪からの新たなる誕生、そう行ったモチーフは庵野監督の伝え続けているメッセージです。

シン・ゴジラでも、人類を罰し、そしてもっと優れた存在への進化の可能性を表現していると思います。下手に絶滅させられるよりも、なんだか気持ちが悪くてものすごく怖い・・・。そういう風に僕はシン・ゴジラのラストを観ました。

やっぱりゴジラは最高!!!

庵野監督とゴジラの相性の良さを再確認させていただいた本作「シン・ゴジラ」大ヒットも納得の面白さです。

ゴジラの謎と、そこに立ち向かう人類の姿に焦点を絞ったドラマ性は、複雑で難解な裏設定をわかりやく展開させていくことに効果的だったと思います。

いや〜流石の手腕です・・・こんな風にゴジラを描いてもらえるとは思っていなかった。最初にシン・ゴジラのビジュアルを観たとき、これは俺の知っているゴジラとちゃう!とか思っていましたけど、ごめんなさい、これこそゴジラそのものでございました。

次回作も企画されていると観ましたが、うーん。庵野監督は撮らないんじゃないかな〜。

3月22日のレンタルで、ファンはもう一度ゴジラを観れるし、まだ観ていない方はいち早く観ていただきたい!子供向けの怪獣映画ではなく、人間ドラマとして非常に見応えがありますよ!「半沢直樹」とか好きだった人は好きなんじゃないかな〜。

ぜひ、シン・ゴジラご鑑賞ください!

2017年3月の話題の怪獣映画「キングコング髑髏島の巨神」も最高でしたよ・・・
怪獣映画好きは是非!ネタバレ含みますので、未鑑賞の方はあらすじまで!

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あなた、この映画見ずにシネマスカ?

それでは!また次の映画でお会いいたしましょう!

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