【ネタバレ映画レビュー】ドントブリーズ|おじいちゃん悪い人じゃないよね?変態なだけだよね?な映画感想

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おじいちゃんかわいそう・・・としか思えなかったドントブリーズの感想レビュー

オススメ度:☆☆☆

みなさま!映画感想レビューのお時間です!

今回はサイコスリラーでも面白い設定で話題となった

「ドント・ブリーズ」です

怖いー!怖いー!とビビりながら鑑賞を始めた今作ですが

普通のサイコスリラーだったので割とすんなり見れちゃったな・・・。

今回はネタバレ感想となります。

未鑑賞の方にはあらすじ以降はオススメしませんー!お気をつけあそばせ!

あらすじ

アメリカの片田舎、デトロイトが舞台。

この寂れたつまらない街で暮らす不良少女のロッキーは、窃盗などの犯罪に手を染めながらデトロイトから出て行く資金をなんとかかき集めようとしていました。

そして口は悪いが行動力のあるリーダー格の「マネー」、根は真面目な善人「アレックス」の3人で日々悪行を重ねていました。

ある日、マネーの懇意にしている情報屋から「高額の現金を隠し持っている盲目の老人」の情報を得ました。過去に娘を交通事故で亡くし、その示談金およそ30万ドル以上。

ロッキーは小さな妹と共に、ネグレクト気味な親から逃げ切る為、この30万を盗み切る決意をします。

件の老人は、元退役軍人でイラク戦争の頃に手榴弾の破片で失明をしてしまっているのだそう。老人の家へ侵入するロッキーたち、簡単な仕事だと追われたこの盗みは、次第に思わぬ方向へ展開をして行く・・・。

閉鎖空間での緊張感溢れる攻防にはワクワク!

この映画が他のサイコスリラーとは違うのは、敵キャラである「盲目の老人」に明確な弱点があるところ。まさに盲目であるという部分が、今までに見たことのない緊張感を生み出しています。

目の前に老人がいる、でも相手はロッキーたちに気付かない。

ただ、明確な敵意と殺意をみなぎらせて、ロッキーたちを執拗に探す老人。少しでも物音を立てれば、すぐさま襲われる・・・。

足音やドアの開閉音、そして吐息の音に至るまで、すべての物音に緊張感が走る。

音を立ててはいけない。

見つかってはいけない。

死が目の前に迫っては過ぎる・・・。緊張の連続がエンドレスに続く。

堅牢な老人の家から、ロッキーたちは生きて帰ることができるのか。

いや〜疲れる映画でしたね、”音”というところに恐怖の発起点を作った今作は、1シーンごとの緊張感が強くて楽しめました!

以降ネタバレ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

ただ・・・色々と思うとこがある映画でしたね〜。せっかくの緊張感がもったいないと思った映画です。

何と言っても

主人公のロッキーに全然感情移入できないんですよ〜!

おじいちゃんはかわいそう・・・怖いけど悪い人ではない・・・と思う

盲目の老人ことおじいちゃんは、過去に娘を交通事故で亡くしていて、その加害者の女性を家の地下で監禁、そしてその女性に自分の子供を孕ませ、娘を取り戻そうとする狂人でした。

というのがこの映画のキモ部分なんですけど、ん〜・・・真実を知っても、おじいちゃんがかわいそう・・・という思いの方が強いんですよね。レイプするでもなく、器具を使って妊娠をさせようとするとこは変態チックですが・・・。それでも、悲劇から狂ってしまった老人として同情してしまう。レイプはしないってとこに、事件前は善良な人だったのが垣間見えるところもあるし・・・。

やっぱりおじいちゃんかわいそうやん!!!

こんなところがあるので、映画中盤から恐怖心が急速に薄れていきます。もっと狂いきった、とんでもないキャラクターを期待していたのですが、割と理性的でしたね。

むしろ、主人公のロッキーの方が人間として邪悪な気がするので、スリラーの肝である「なんとか主人公に生き残って欲しい!」というドキドキも、レクター博士のような「何をするか予想のつかない狂人」の醸し出す恐怖感も、終盤はほとんどなくなっちゃう・・・。

この辺りすごく「中途半端」な映画になってる印象が強かったですね〜。

主人公は金は盗むし、逆ギレするし、ロクな女じゃないな!!!

そう、ロッキーがね・・・。

特に主人公たちに何かした訳でもない老人宅に押し入った上、大金を盗み出し、老人の秘密に触れて監禁されてしまうロッキー。アレックスが助けに来てくれた途端逆上して老人に殴る蹴るの暴行。まぁ、殺されかけた&孕まされかけたのだから、気持ちはわかるけども・・・。どうしてもロクな女じゃない感が先行するキャラクターですね。

妹のためにお金を盗む、のような大義名分もなんか微妙ですし。肝心の妹も、そこまでする価値がある女の子という感じが観客には全然伝わらない為、終盤のロッキーの行動はすべて腑に落ちない。むしろ殺されてしかるべきだとも思えてくる辺り設計ミスな気がするな〜。

この映画のストーリーラインなら、なんとかロッキーに生き残って欲しいと鑑賞者に思わせないと、展開そのもの骨組が崩壊すると思う。主人公側にも、老人にも共感できない為、他人のワチャワチャをただ見ているだけな感じ(笑

【ネタバレ感想】想像を超えるような展開ではなかったのが残念

加えて、割とストレートなオチ。

脱出に成功し、老人も殺すことができ、お金も手に入ってワクワクで街を離れるロッキーは、その道中、ニュースを通して老人が生きていたことを知ります。どこまでいっても追いかけてくるのではないか?そんな嫌な不安感を残して映画はエンディングを迎えます。

まぁそうなるよねぇという感じ。

前半のワクワク感がどんどんしぼんでいってしまうところが勿体無さ過ぎる・・・。目の前にいるのに気づかれない、ただ少しでも物音を立てればアウト。そんな恐怖感が魅力の本作で、その表現には舌を巻きました。

ですが後半はそのへんもあんまり関係なくなっちゃうし、尻すぼみ感が否めなかったですねー・・・。鑑賞前にハードルを上げ過ぎるのはいけないよ、ということを久しぶりに再認識できた作品となりました。

とはいえ!やはり前半の展開にはドキドキしますし、素晴らしい表現でした。

その辺り体験するだけでも価値のある映画とは思いますよー!あなたはこの映画、どう感じるでしょうか。

あなた、この映画見ずにシネマスカ・・・?

それでは!また次の映画でお会いしましょう!

ではでは〜ん!

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